仕事を知る
未来に続く
エネルギーの
安定確保のために
当社は、1978年、前身会社の創業以来、原子力とともに東海村で半世紀を歩んできました。
今日に至るまで、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構殿における核燃料サイクルの研究開発の中で、使用済燃料の再処理、回収ウランやプルトニウムの燃料加工、放射性廃棄物の処理、開発施設の維持・管理業務にアウトソーサーとして携わってきました。
これからは、長年にわたって蓄えてきたノウハウを活かして、原子力施設の廃止措置に係る新たな業務に挑戦し100年企業を目指します。
私たちが大切にしていること
原子力に関わる仕事においては、何よりも安全が最優先です。当社では、お客様に安心、信頼していただけるサービスを提供するため、技術力を磨くだけではなく、人と人とのコミュニケーション、チームワークも大切にしています。
人と環境にやさしい未来へ
貢献したい
当社では、日々の業務の積み重ねにより得られる知識や経験から、新しい発見や創意工夫を見出し、お客様に提案できるよう社員一人ひとりが研鑽に努めています。
お客様とともに、カーボンニュートラルの実現に向けて、人と環境にやさしい未来を創ることに貢献したいと考えています。
当社の仕事は、原子力施設における「施設管理」、「核燃料処理」、「廃棄物処理」の工程に深く関わっています。いずれの工程においても安全を担保するためコンプライアンスの遵守に努めています。
WORKFLOW
1
施設管理工程の業務
施設管理工程では、建屋から放射性物質を外部に漏洩させないよう閉じ込め機能を維持するために、給排気設備、電気設備、圧縮空気、工業用水などユーティリティ設備の保守・点検を行い、24時間体制で運転状態の監視業務を行います。
2
核燃料処理工程の業務
核燃料処理工程では、再処理施設の廃止措置に向けた業務の他、燃料製造施設においてプルトニウムを含む混合酸化物燃料の安全な保管のために、グローブボックス*を使用して保管体と呼ばれる燃料集合体を製造する業務を行います。 *放射性物質を取り扱うための圧力管理をされた手袋付きの密閉装置
3
廃棄物処理工程の業務
廃棄物処理工程では、施設内で発生する廃液などの放射性液体廃棄物を蒸発濃縮処理や化学処理をして、安全を確認後、海洋放出をします。また、可燃性廃棄物は、焼却処理により減容して貯蔵・管理する業務を行います。
誰もが安心して暮らせる
未来につなげるために
当社では、原子力分野で培ってきた放射線管理に関する技術力を結集し、福島第一原子力発電所の事故以降、除染作業や除染に係るモニタリングを実施してきました。また、放射線モニタリングの経験・知見を反映させた「可搬型多機能放射線モニタ」を開発し、販売及びリースを行っています。
その他、変電設備等で使用されていたPCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物を安全に処分するための変圧器の解体時に、有害物質が外部に漏れないようグリーンハウスの設置、作業後の解体など環境保全にも取り組んでおります。